上村メカトロニクス株式会社
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リチウムポリマーとは?---サブメニュー
リポ電池の特徴 リチウムイオンとリチウムポリマー
について
どうなると燃えるのか 充電について 放電について
アンプについて リポを捨てる際の注意 その他の注意事項 ラインナップ 最後に

リチウムポリマーとは?

はじめに

リチウムポリマー電池(以下リポ)は、高容量、高電圧、軽量であり小型携帯機器や実験用機器、ロボット開発等にはとても有効な電池です。しかし、発火する事や取扱の難しさからのイメージもあり、躊躇される方も多いでしょう。
ショートによる焼失や、火災などおこる可能性や危険性が本当にあるのでしょうか?また、取り扱いに関して、そんなに難しいのでしょうか? いろんな疑問があると思います。
しかし、知識と常識があれば安全に運用でき、リポの大出力を実感されると思います。

そこで、安全にリポを取り扱っていただくために注意点や取り扱い方法などを説明いたします。

No.1685 TP1320C-3S(11.1V-1320mAh)
34mmX65mmX19mm 86g

リポ電池の特徴

●利点

1. 高起電力
ニッカドやニッケル水素の1.2Vと比べると、リポは3.7Vの高い電圧を発生させる事が出来ます。
2. エネルギー密度が高い
リポはニッカドやニッケル水素電池よりも軽量です。 特にニッケル水素電池は水素吸蔵合金を使用しており、重たい原因です。
リポは軽量材質であり、電気容量/重量比が大変優れています。
3. メモリー効果を考える必要がない
ニッカドやニッケル水素電池は、容量を残した状態で再度充電を始めると電池の容量が減少する症状が起こります。一般的にメモリー効果と言われています。
そこで、放電終始電圧まで放電する必要がありますが、リポは、充放電により電池構造が崩れる事が無く良好な繰り返しや追加充電が可能です。

●欠点

1.とても 高価
リポの正極材料はコバルト酸リチウムが高価なため電池そのもののコストが高い理由です。
2. 可燃性電解液の使用
リポは負極が低い電位のため電解質に水溶液などを使用すると電気分解します。 有機物による電解液を使用しているために、高温になるような状態を続け、外部に電解液の気化したガスが酸素にふれると発火の危険性があります。
3. 放電に制限がある
ニッカド電池も高電流放電が可能ですが、リポの場合、元々発生電圧が高く内部抵抗の変化が使用状態により激しく放電電流の限界を設定しないと、破損します。放電による電圧低下制限がとても厳しく、限界を超えると破損します。
一般的には1セルあたり2.6Vまで電圧が降下すると電池機能が消滅します。 これはあくまで1セルの話ですので、2セルは6V、3セルは9Vが限界と言われています。(余裕を見て1セルあたり3Vで計算)

軽くて容量がありメモリー効果も無いけれど高価で、扱い方が悪いと燃える可能性があります。


リチウムイオンとリチウムポリマーについて

リチウムポリマーが開発される以前は液体の電解質を利用しており、これが一般的にリチウムイオンと言われた電池です。
しかしこれは、液体と言う性質上パッケージングや形状が難しい部分がありました。 次に考え出されたのが、液体の電解質の代わりに導電性ポリマー電解液を利用して、極板をフィルムの層状にする事です。 この方法で小型軽量化が可能になったわけです。ポリマーは高密度重合体と呼ばれる化学反応物で、液化しています。またエネルギー密度がより高く、同体積のリチウムイオン・バッテリの1.5倍も高容量です。
電池としての原理は変わらないので、リチウムポリマーもリチウムイオン電池です。 充電方法なども同じです。
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どうなると燃えるのか?

ニッカドはフルチャージになる際、デルタピークと言う電圧の変化が出る特徴があります。
ニッカド用の充電器には、そのデルタピークを感知してフルチャージ時期を予測し過充電の防止が出来ようになっていますが、リポにはデルタピークが無いのでどんどん充電されてしまいます。 ニッカド用の充電器では充電を止める事ができない訳です。
実際にフルチャージ状態のリポ(7.4V-2100mAh)にニッカド用の充電器で6Aほどの急速充電をかけた所、約10分で、もちを焼いたように膨らみ、「ボンッ!」という小爆発と共に燃えてしまいました。
炎の大きさは直径1メーターほどでした。
しかし、この規模の燃焼でも車の車内で起きたら・・・・やはり車は燃えてしまうと思いますし、窓際カーテンのそばだったりしたら火事になってしまうでしょう。

また、飛行機に搭載して燃えた例としては、過放電により膨らんでしまい、電池が膨らんだせいで電極(ペラペラのシート状のもの)が近づき、ショートしてしまったと言うものを聞いたことがあります。
ただ、飛んでいる途中にそうなる事は少なく、墜落等で電池が変形したり電極がショートしたりして、その後しばらくしてからの発火と言う事があるようです。
通常、放電だけでは発火にいたる事は少ないと思いますが、ショートすると発火する可能性は高くなります。
したがって墜落時にもショートしないような安全策を取る必要がありますし、後述する放電容量も考慮しなければならないでしょう。

また、発火は化学反応で起こるため、ショートしてから後になって膨れてしまう事があります。
一度でもショートさせてしまったら、安全なところで10分以上観察する必要があります。 もしかすると急激に化学変化し燃えるかもしれないからです。

また、膨れた電池には穴を開けないでください。
やはり膨れたものには穴を開けてみて何が出るか見てみたいと思う気持ちになる方も多く実際に穴を開けたという話も聞きます。 これをやるとショートや急激な化学変化を誘発し燃焼してしまいます。

↓ここも参考にしてください。
リチウムポリマーバッテリーの危険性(サンダーパワーより)
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充電について

リポをニッカド用の充電器で充電できるのかと言うと「出来ない」といえると思います。 たしかに1Cで充電すれば充電は出来ますが、実際どのくらい入ったのかを監視しなければならず、非常に面倒で難しいですし安全対策が何も無いので非常に危険です。

No.1574 KSチャージャーDX PRO Ⅱ 定価 ¥18500 (税込 ¥19425)
必ず、リポ専用(又は対応)で充電するようにしてください。
充電器には、3種類の設定箇所があります。 電池の種類、電流、電圧です。
それさえ間違わなければ充電時の事故はほとんど心配無いと思います。
特に、K&SのDX-PROは、電圧も自動判断できますし、電流も電池内部を観察しながら充電するマイコン制御ですので安全と言えます。
電圧を間違えたり、電流を間違えたりと言う事は、わりと良くあることです。 たとえば7.4Vのリポに11.1Vをかけると当然電池は壊れてしまいますし、730mAhのリポに2100mAhの設定にしても同様に過充電になり電池を壊してしまいます。
そのあたりの安全対策が付いていると言うのは精神衛生上、大変いいことです。
後は、電池の設定さえ間違わなければOKです。 電池の種類をニッカドにしてリポを充電してしまうと、電池が壊れますし危険です。 これらを踏まえ、充電の際の注意事項を下記にまとめます。

<使用上の注意>

1. 自動車や航空機等、乗り物の中で充電しないでください。
よく、車の中で充電している人を見ますが、少なくとも充電器とバッテリーは、車外に出し、万一発火しても大事に至らない配慮が必要です。
2. 必ずリチウムポリマー用の充電器を使用してください。
NiCdやNiMh用の充電器は使用しないでください。 必ず発火します。(リチウムポリマーとその他のバッテリーが充電できる充電器の場合、必ずリチウムポリマー充電モードにしてください。)
3. 充電器はご自身の責任でお選びください。
市販のリチウムポリマー充電器の中には、不適当な電圧や電流で充電するものもあります。 適切に充電が出来ているかを確認するための出来るだけモニターのある充電器を選んでください。 この条件に合わない充電器を使用した場合、火災になる危険性があることに注意してください。

<充電する前に>

1. 被覆に大きな傷や凹みが無い事やリード線付近の取り付けなど、バッテリーの外見を十分検査してください。
2. 充電する前にバッテリーを室温までクールダウンしてください。
3. コネクタを取り付ける前に、デジタル電圧計(充電器でなく)を使用し電圧をチェックしてください。
新品のバッテリーパックは1セルあたり、およそ3.8V~3.9Vで出荷されています。
例: 2S=約7.6V / 3S=約11.4V / 4S=約15.2V / 5S=約19.0V
4. もしもバッテリーに損傷があったり、上記の電圧がなかった場合、充電したり飛ばしたりしないで、できるだけ早く当社まで連絡してください。
5. バッテリー使用後にも電圧を確認しましょう。
1セルあたりの電圧が3.3Vより少ない場合、発火する危険性がありますので、充電しないでください。
例: 2セルパックで6.6V以下の場合は充電しないでください。 3セルパックで9.9V以下の場合は充電しないでください。
必ず、テスターで計測してください。 充電器に表示される電圧は充電器が電圧をかけたことで計測される場合が多く、実際のバッテリーの電圧と異なる事があります。 テスターは、電動模型を取り扱う上で必須といえますので、手持ちのない方はこの機会に入手してください。

<充電時の注意>

1. 充電中はバッテリーから目を離さないでください。
充電電圧や充電電流などを常に監視して異常事態に備えてください。
2. 近くに可燃物の無い安全な場所で充電してください。
3. リチウムポリマーバッテリーが膨れ始めたら直ちに充電を中止してください。 バッテリーを外して、安全な場所で約15分間観測してください。 バッテリーが膨れ始めても、さらに充電し続けると爆発しますので非常に危険です。
4. バッテリーパックは並列で充電しないでください。
バッテリーパックを数本もっている場合も、必ず1パックづつ充電してください。 バッテリーパックを並列で充電すると、電圧のバラつきから電圧が低いバッテリーパックを他のバッテリーが強制充電してしまうため発火します。
また、間違った使い方をすると充電器が誤認し適切な充電が行えません。 そのため過充電になり発火する事になります。
5. バッテリーパック(個別に充電したもの)を並列接続して使用する場合、それぞれの電圧を計り0.01V以上差が無いようにしてください。
6. バッテリーラベルに記載されたセル数や電圧、電流を充電器にセットし適切な充電を行ってください。
間違ったセル数や電圧、電流を充電器にセットするとバッテリーが発火します。 また、バッテリーラベルが本当に正しいかも確認してください。
例1: バッテリーラベルに "Charge as 2 Cell(7.4V)" と書いてある場合、充電器を2セル(7.4V)にセットしてください。
例2: バッテリーラベルに "Charge as 3 Cell(11.1V)" と書いてある場合、充電器を3セル(11.1V)にセットしてください。
7. 充電にあたり電流がそのバッテリーの容量を超えないようにしてください。(1C)
それ以上に設定すると発火します。 下の例のように電流はバッテリーパックの容量に設定します。
例: 730mAh: 充電電流730mA以下 / 860mAh: 充電電流860mA以下 / 1320mAh: 充電電流1.32A以下 / 2100mAh: 充電電流2.1A以下 / 6000mAh: 充電電流6.0A以下 / 8000mAh: 充電電流8.0A以下
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放電について

リチウムポリマーバッテリーは、放電能力に限界があります。
放電能力の限界には2種類あります。 一つは、高放電した場合の「高放電の限界」。 もう一つはバッテリーが空になるまで放電しきってしまう場合の「放電量の限界」です。

高放電の限界
一度に大電流を流すと、バッテリーの中で急激な化学変化に耐え切れずガスが発生し、もちのように膨れて、最悪燃えてしまうのです。 これがリポの放電量の限界となります。
「このリポは10C放電できる。」などと宣伝されている事があります。 ここで言う??Cと言うのは、容量の??倍放電が可能だと言ういみで、放電量の限界を表します。(ちなみに”C”はCapacityの意味)
たとえば、1320mAhのリポで7Cであれば、1320X7=9240・・・9.24A流す事が出来るという意味になります。
また、??Cと言う表記には大きく分けるとレギュラー放電とMAX放電になります。 レギュラー放電はずっと流せる電流値で、MAX放電は、その字の通り最大放電電流値です。
メーカーによって、レギュラー放電で表記してあったりMAXで表記してあったりします。
また、”ある放電量”が”ある時間”続けられたから「レギュラー放電??C」という解釈では、メーカーによっては、ある時間と言うのが1分だったり、3分だったり、容量をほぼ使い切るまでだったりします。
??Cというのは、もちろん電池の性能を示す参考値にはなります。 しかし、??Cという表記に規格がないので、同じメーカーの中で出している電池の性能比較にはなりますが、他社製同クラスの電池と厳密に比べることは難しいわけです。

本当は??Cということだけが重要ではなく、??C放電したときに電圧がどれくらい下がるのかが一番重要なところです。
ただ単純に??C出せるバッテリーでも、電圧が下がりすぎるとモーターの回転が落ちてきますので、結局「パワーがない!」ということになります。(※当社調べでは、表記の放電をさせたとき3Vを切るようなバッテリーもありました。)
どんなバッテリーでも、放電させれば電圧は降下しますが、程度の問題ということですね。

ちなみにサンダーパワーは、エクストリームシリーズという高放電バッテリーを発売してから、「連続放電・持続放電・最大放電」という表記に変わりました。
連続放電は、満充電から容量をほぼ使い切るまで連続放電に耐えるという表記。(従来のレギュラー放電)
持続放電は、約60秒ほど連続放電に耐えるという表記。(従来のMAX放電)
最大放電は、約1秒ほど連続放電に耐える表記。・・・
となっています。
この表記は適切な温度管理がされた状態における放電性能を現したものですのです。(実際に使用する場合、バッテリーに外気を当てるなどの工夫をしてバッテリーの温度を適切にする必要があります。)

このように放電表記の基準を、明確に示しているメーカーも少ないので、サンダーパワー表記を基準に考えると良いと思います。
バッテリーメーカーによっては、サンダーパワーで言うところの60秒の「持続放電」が、そのメーカーのレギュラー放電だったり、約1秒の「最大放電」がMAX放電だったりする事もあります。
実際には、どの程度なのかは、そのバッテリーを使っている人などに聞くしかないでしょうが、「連続放電・持続放電・最大放電」という考え方は、バッテリーの性能を明確に知る上で参考になるのではないかと大もいます。

??Cということで電池を選ぶのではなく、実際に使用するモーターが何A必要なのかがもっとも重要で、そのAが実用レベルで出る出来るだけ軽いリポを選ぶと言うのが筋だと思います。
たとえば、400クラスのモーターに直付けタイプのプロペラを付けて、地上で回して見たとき、6A出たなら、1320mAhの5Cで十分と言う事になります。
しかし、同じモーターでもリダクションユニットをつけプロペラも引きのいいものを選ぶと言った場合など15A程度必要になることもあります。
その場合は、1320mAhの10C、または2100mAhの7Cでちょうどいいと言う事になります。(サンダーパワーの表記の場合。)
もちろんこの場合、容量が大きい方が飛行時間が延びますし、容量が小さいものは軽いでしょうから、飛行性能が良くなるのではないかと思います。
ただ、気をつけなければならないのは、10C放電とは容量の10倍の放電という意味ですから、逆に言うとこの放電をすると1/10時間(6分)しかモーターを回せないという意味になるということです。
20Cでは、1/20(3分)です。 飛行時間も重要なポイントとなるわけです。

また、大型の機体を電動化する際に電池パックを何個かつなげて使って成功した例が多く報告されています。
たとえば、2100mAhの2セルと2100mAhの3セルを直列で接続して5セルにし、それをさらに3セット並列接続すると言う荒業で使用している人もいます。
もちろん、電池の特性がそろっていないとすぐにだめになってしまうので、出来れば、4S4Pとか5S4Pなどと言った大型のパックを使う事をお勧めします。
大型パックは、ほぼ完全にマッチドされており、さらに直列が並列されているのではなく、並列が直列接続されていますので、市販のパックをケーブルでつなげるのとは基本的に違うのです。
また、各セルが均等に充電されるようなバランスコネクタが付いている物が多く、安定した性能が発揮でき、寿命も長いと思われますので、初期投資としては高くなってしまいますが、長い目で見るとお徳ではないかと思います。

放電量の限界
リポバッテリーは、電力を使い切ってしまっても壊れてしまいます。
リポバッテリーは、満充電では1セルあたり4.2Vあり、電力を消費すると徐々に電圧が下がって行き、3.6V付近まで下がると急激に電圧が下がって行きます。
最終的に1セルあたり2.6Vでバッテリーの性能が消滅するということです。
したがって、余裕を見てその手前の3Vが限界といわれている場合がほとんどだと思います。
1セルあたり3Vという事は、3セルでは9V、2セルでは6Vを意味します。
サンダーパワーでは、さらに余裕を持って、1セルあたり3.3Vと考えて欲しいといっています。

アンプ(スピードコントローラー)のカット電圧は、2.5~2.8Vに設定されている事が多いようです。
これは、電気を消費している場合(モーターを回している時)、その負荷によって電圧が下るためです。
バッテリーのためには、アンプのオートカットは出来るだけ使用せず、早めに使用を中止した方がいいとされています。
オートカットまでいってしまった場合、すぐにバッテリーが壊れるということはありませんが、バッテリーの寿命は縮んでしまうと思われるからです。
普通、200~300回ほどは充放電が出来るはずですが、いつもオートカットを使うような限界付近で使用する場合、50回でバッテリーがダメになったという事にもなってしまいます。
これは高放電してしまった場合も同様に寿命が縮まると考えていただきたいと思います。

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アンプの選択

ニッカド用のアンプを使用している人も多いのではないかと思います。 しかし、リポ対応のアンプも多くなってきているので、出来れば対応品を使っていただいたほうが安心です。
ここでは、あえて、ニッカド用のアンプを使う場合の注意点などお伝えしたいと思います。

No.1416 ESC-30 (ニッカド用)
定価 ¥4200(税込 ¥4410)
ニッカド用のアンプを使う場合の注意点は、何A対応か、何V対応かと言う規格についてと、実際に飛ばした時おろすタイミングです。
まず、何A対応か、何V対応かは、モーターとペラの組み合わせにより何A必要か?・・・から選ぶのがいいでしょうが、基本的にニッカドのアンプを選ぶときと一緒と考えていただいてOKだと思います。
一般的な400クラスのブラシモーターの場合、(ニッカドの場合の)10セル対応の20~30A程度のものであれば十分だと思います。
それから重要なのは、いつ飛ばすのをやめるかと言う事です。
特に、ゆっくり飛ぶ機体の場合、うまくすると1時間も飛ばせる事もありますが、逆に言うと、いつ降ろして良いか分からないと言う事にもなります。
限界まで飛ばしてしまうと電池がダメになってしまうからです。
一番分かるのは、フルハイにしたときの感じです。 最初のうちはフルハイにするとパワフルに上昇して行きますが、そのうち「ちょっとパワー落ちたかな?」と思う時がきます。
その時点で速やかに降ろしていただければいいと思います。
それ以上やると、降ろしてきたころには電池が膨れているか、液が漏れていることになります。
普通の飛行機のようにフルハイを使うことがあると割りと分かりやすいのですが、ゆっくり飛ばす飛行機やモーターグライダーの場合、中速でずっと飛ばす事もあるため、気がつくと限界まで行ってしまうこともあります。
その場合は、たまにフルハイにしてみて感じをつかみ、パワーが落ちたと思うところで早めに降ろし、何分飛行できたかを記録しておくといいでしょう。
次回は、それよりも早めに降ろすと言う感じで飛ばせばいいと思います。
降ろしてからは、別に放電させる事も無いので、充電器につないで継ぎ足し充電すればOKです。 このやり方になれると、けっこう簡単だと言う事に気がつくと思います。(バッテリーが熱くなっている場合は冷めるまで待ちます。)
エンジン機をやっている人なら、燃料がなくなる前に下ろすのは常識ですね。 それと同じです。
リポ対応のアンプは、オートカットをリポにあわせてやってくれるので、こういった事にさえ気を使う必要もありません。
ただ、リポ対応のアンプでもオートカットに入れると、リポが壊れることなく下ろせるというだけで、実際にはリポの寿命を縮めてしまいます。
特に、ヘリコプターの場合、上空でオートカットになったら、電流消費の激しいホバリングをしてからじゃないと着陸できませんから、かなりバッテリーを痛めてしまうと思います。
たとえリポ対応のアンプでも早めに下ろすのが基本といえます。

このような注意点はありますが、現在ニッカドで飛ばしている手持ちの機体があり、リポにしてみたいと思うのなら、とりあえず電池と充電器だけ購入すればいいでしょう。 それでも、軽量化になった事で上がった性能にきっと満足すると思います。

■ 注意
大半のアンプはバッテリーをつなげているだけで微弱な電力を消費します。
ニッカドなら良いのですが、リポは電気がなくなると壊れてしまいますので注意が必要です。
バッテリーの説明書には、「1セルあたり3V以下にしてはいけない。」と書いてあると思いますが、バッテリーとアンプをつなげっぱなしにしてしまうと、バッテリーの残量によっては1日で1セルあたり3Vを切ってしまい、バッテリーがパーになることもあります。
結構、やってしまうミスなので気をつけてください。
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リポを捨てる際の注意

容量の20%以上を損失したバッテリーは適切に処分してください。
リポを捨てる場合は、塩水に漬けるのが一番いいと思います。 要するに温度を上げず完全に放電させるわけです。
一応燃えるものなので燃えるゴミでいいのかもしれませんが、金属も使用されていますので、燃えるゴミなのか不燃ごみなのかは各自治体の判断になると思います。(ちなみに名古屋市の場合は燃えないゴミで出して欲しいといわれました。)

ただ、塩水に数日間漬けて置かなければならないし、分別のやり方など調べるのも面倒かもしれません。
そんなときはリサイクルに出してしまいましょう。
リチウムイオン・ポリマーとも、コバルトのような希少資材を使用しているためリサイクルに出す事が出来ます。
「充電式リサイクル協力店くらぶ」のリサイクルボックスで回収されています。 各地域のリサイクル協力店は、電池工業会のホームページなどで紹介されているので調べて見てください。
また、リサイクルに出すときには、ショートを防ぐため各電極はテープなどで完全に絶縁してください。
リサイクル業者に確認したところ、特に塩水に漬ける必要も無いとの事ですが、漬けてあっても問題ないそうです。
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その他のの注意事項

1. バッテリーを接続機器から取り外すときは、コネクタを持って取り外してください。
バッテリーを持って取り外すと、バッテリー端子が破損し使用不可能になります。
2. リード線などがショートすると燃焼することがあります。 リード線の切断やコネクター取り付などの作業中に、ちょっとでもショートしたら安全な場所で約15分程度観察して異常が無い事を確認してください。 特に、指輪などをはめている場合気を付けて下さい。 火傷する場合があります。
3. 化学反応が遅れて起こることがあるので、安全措置としてバッテリーを観測することが大切です。
バッテリーの観測は、建物の外で可燃物が回りに無い安全な広いところで行ってください。 10分以上後から発火することもあります。
4. バッテリーに衝撃が加わった場合(墜落なども含む)、直ちにバッテリーをはずし、可燃物の無い安全な場所で約15分間観測してください。
5. リード線を切断する場合一本づつ切断し、絶対にショートしないようにしてください。 ショートが起こると、後になって発火する事があります。
6. コネクタとリード線は一本づつハンダ付けしてください。
手順1:赤リード線の絶縁テープを取り外してください。 そして、コネクタのプラス側にハンダ付けしてください。
手順2:黒リード線の絶縁テープを取り外し、コネクタのマイナス側にハンダ付けしてください。
この時、絶対ショートしないように注意してください。
7. 車内や高温な環境にバッテリーを保管したり充電しないでください。 その温度によって発火してしまう事があります。

<バッテリーパックの"慣らし"放電>
新品のバッテリーは良好なイオン変換が出来ず、放電効率がよくありません。
この状態から5C以上の急速な放電をしてしまうと放電能力も十分に発揮できず、しかもバッテリーを著しく劣化させてしまい、最悪バッテリー機能が消滅します。
したがって、新品のバッテリーパックは必ず"慣らし放電"を行って下さい。
"慣らし放電"は、はじめの3~4フライトを3~5Cで放電することで行います。

※ ?Cとは・・・
簡単に言うと、容量の事。 たとえば「2100のバッテリーを4Cで放電する。」というのは
2100 X 4 = 8400
8400mA = 8.4A
で、8.4Aで放電する事・・・となります。

ラジコンヘリで良くあるのが、ホバリングで慣らしをする例ですが、たとえばボイジャーEなどはホバリングで25Aも食っている事もあり、バッテリーによっては慣らしにならないことがあります。

充電器に放電機能がついていれば、時間はかかると思いますが、それを利用するのが簡単かもしれません。
また、その場合のカット電圧は3.3Vがベストです。

放電について」にも詳しく説明していますのでご覧ください。

<保管について>

1. 室温5~26度Cの間で保存してください。
2. 長期間、日光(熱)があたる場所に保存しないでください。
3. 車などで運ぶ場合など、一時的な保存温度は-6~65度Cの範囲内を維持してください。
4. 75度以上の環境下に2時間以上放置するとバッテリーが劣化し、最悪発火します。

<使用温度>
充電時:0~45度C / 放電:0~60度C

1. 充電する前に周囲の温度になるまでバッテリーをクールダウンさせてください。
2. バッテリーの放電時は、絶対に70度Cを超えないようにしてください。
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最後に

各社からいろんなリポが出ていますが、良い電池を選ぶには、電池の重量と実際に放電が何A必要かと言う事に行き着くと思います。
また、最大??Cと言っても、実際にそこまで出ない事も多いようなので、参考程度に考えていただいたほうがいいでしょう。(サンダーパワーの場合はレギュラー放電を目安にしていただければ良いと思います。)
リポ電池は、確かに危険性もありますし取り扱いにも癖はあります。 しかしそれを差し引いても魅力的な性能も持っていますので、確実にニッカドに取って代わる電池だと思います。
燃えると言っても、灯油やガゾリンほどの引火性はありませんし、取り扱いさえきちっと守れば、継ぎ足し充電ができるなどのメリットもあり、管理も楽だと思います。
皆さんも、是非使って見てください。 今までの電動機のイメージがかかわると思います。


解説: リチウムポリマーとは
解説: リチウムポリマーバッテリーの危険性
解説: TP1010Cで行う3C充電
解説: TP210Vで行う直列充電
解説: TP205 Li-Poly BALANCERについて
資料協力:K&S Co.,Ltd
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